-
慢性関節痛 とモヤモヤ血管(腰痛,肩こり,膝痛など)paer4
慢性関節痛 根本改善実践編
徳島整体院 健康通信
前回は慢性関節痛の原因であるモヤモヤ血管への
対処療法と根本療法の理論について記事にしました。
今回は慢性関節痛の改善の為の実践編です。
痛みの原因モヤモヤ血管の改善法
前回にも書きましたが、モヤモヤ血管の原因である、
動静脈短絡が出来ないようにするには、
「 血液の質と全身の血液循環の改善 」が必要であると
書きました。
では血液の質を高め、全身の血液の循環を改善するのは
どうしたらいいのでしょうか?
血液の質を良くして痛み改善
そもそも血液は何から出来ているのでしょうか?
骨髄で作られます・・・確かにね。
でもその骨髄の栄養は何から?
そう食べ物ですね
食を改善すれば痛みも解消する。ということですね。
ここで間違ってはいけないのが、
サラサラした血液が質が良いとは限らない
血液サラサラ≠血液の質が良い。ということです。
確かに血液はサラサラしている方がいいのですが、
それだけで質がいいとは限りません。
質の良い血液とは
ビタミンやミネラル、酵素、たんぱく質、脂質、糖などが
丁度良いバランスで保たれていて、血液の総量も丁度良い
量ある状態です。
さて血液の質を高める為の食生活はどうしたらよいでしょうか?
それは酸性食を減らし、アルカリ食に変えることです。
例えば、酸性食は、白米、白パン、白砂糖の3大白害
白米、白砂糖、精製塩という人もいます(;´∀`)
そういう意味で言うと4白害ですよね・・・
これらと肉食、動物性食品、食品添加物の多い食品になります。
そしてアルカリ食は、野菜類、海藻類、根菜類、キノコ、豆類などに
なります。果物もアルカリですが、糖分の高い果物は控えめに、
つまりは、野菜を中心に、海藻やキノコ、豆類などを食べ、
ご飯は出来れば、玄米か半つき米を食べる。
このような生活で血液の質が高まると、痛みの原因である
モヤモヤ血管の生成を抑えて、痛みが解消されるということです。
全身の血液循環の改善
大事なことは一部の血流でなく
全身の血流 ということ
一部分の血流が良くなっても、その部分が痛みが和らいでも
すぐに元に戻るのは、全身の血流が改善していないからです。
全身の血流を良くする方法は、
①運動をする
身体を動かせば、筋肉の動きにより、血液の循環が促されます。
激しい運動でなくて大丈夫です。歩くだけでも血流は良くなります。
「運動を始めてから、痛みやコリが少なくなった」と言われる方が
いるのはその為ですね。
②ストレッチをする
硬い筋肉は血液の循環を阻害します。ストレッチをして筋肉を
柔らかくすれば、血液に循環が大幅に改善します。
特にアキレス腱のストレッチを必ずして下さい。
ふくらはぎの筋肉は第二の心臓と言われるほど、全身の血流と
密接に関わっています。
③ストレス解消
ストレスが溜まり、交感神経が常に優位になっていると、
全身の血流が悪化します。
交感神経は血管を収縮し、腸の動きも抑制します。
ただし副交感神経がずっと優位でも問題が起こりますので、
バランスが大事ということですね。
④整体を受ける
的確な整体は部分でなく全身の血流を良くします。
痛みの根本改善できる整体は、全身の調整を必ずします。
さて慢性関節痛とモヤモヤ血管の記事はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
-
慢性関節痛 とモヤモヤ血管(腰痛,肩こり,膝痛など) paer3
慢性関節痛 対処療法と根本療法(腰痛,肩こり,膝痛など)
徳島整体院 健康通信
前回はモヤモヤ血管形成と痛みの関係について記事に
しました。
モヤモヤ血管の対処療法
慢性関節痛の原因の一つであるモヤモヤ血管の対処療法は
痛みの幹部を圧迫 することです。
新生血管は正常な血管に比べて脆く、一時的に血流が
途絶えるだけでも壊れていきます。
方法
痛みの幹部を指や手で10秒ほど圧迫するのを3回くらいし
これを朝昼晩の3セットくらいすると徐々にモヤモヤ血管が
減少し痛みが緩和してきます。
痛みの幹部に湿布を貼って痛みが和らぐのは湿布の薬剤や
冷やす機能だけでなく、この圧迫によるところも大きいようですね。
つまり慢性的に痛い部位には湿布でなくてもテーピングなどを
貼っているだけでも痛みが和らぐようです。
持続的圧迫はモヤモヤ血管をつぶし、それによって無髄神経の
自然退縮に繋がっていくということですね。
モヤモヤ血管の根本改善
慢性関節痛みの原因の一つであるモヤモヤ血管を
根本的に改善するには・・・
血液の質を高め、全身の血流を良くする ということです。
動静脈短絡ができ毛細血管に血液がいかなくなるのを改善する為に
モヤモヤ血管ができているのに、それが逆に仇となる。悲しい話です。
そう根本改善の為には動静脈短絡が出来ないようにするということになりますね。
これは私の考えです。
血液の質が悪く、血液の粘性が高いと細い毛細血管を血液が通れなくなり、
動脈→毛細血管→静脈 という経路をたどることができずに応急処置として
動静脈短絡を作ることで、血液の流れが留まらないようにしているのです。
血液の質を高める
血液の質を高めると細い毛細血管にも血液が行き渡るようになり、バイバスである
動静脈短絡を作る必要がなくなると考えます。
動静脈短絡が出来なければ、モヤモヤ血管を作る必要がなくなり、
慢性関節痛が根本的に緩和するということです。
全身の血流を改善する
私の経験上、慢性痛のある部位は血液が留まっている。と感じます。
慢性痛のあるところはすべてではないですが、硬く循環していないようです。
異常血管であるモヤモヤ血管ができると、血液が正規の循環ルートでなく
同じところをグルグルとループしずっと汚れた血液が留まっているのでは
ないかと考えています。
根本改善の為には慢性関節痛の原因であるモヤモヤ血管に血液が留まらない
ようにしなければなりません。
その為には痛みのある部位だけを調整しても全身の流れがよくないと
血液はまた同じこところに留まって、痛みを発生してしまいます。
この汚れた血液が留まることを 瘀血(おけつ)と言います。
今回はここまで
次回は慢性痛の原因であるモヤモヤ血管の根本改善実践編です。
-
慢性関節痛とモヤモヤ血管(腰痛,肩こり,膝痛など) paer2
慢性関節痛 そしてモヤモヤ血管とは
徳島整体院 健康通信
前回は慢性的な関節痛はモヤモヤ血管が関係している
ということを記事にしました。
モヤモヤ血管のでき方
江戸川病院の奥野先生はこうおっしゃっています。
心臓から送り出された血液は動脈を通って全身に
運ばれ、最終的には毛細血管に辿り着きます。
そこをゆっくりと通過しながら、細胞に酸素や
栄養素を届け、次に二酸化炭素や老廃物を回収します。
そして静脈を通って心臓に還っていきます。
ところが何らかの影響で動脈を通って毛細血管まで
辿り着かず、そのまま静脈に還ってしまうことがあります。
これを「スチール現象」または「盗み取り現象」と呼ばれており
これは毛細血管の手前にいびつな血管が出来ていて、動脈から
静脈に直接つながっているからです。
このように動脈から毛細血管を省いて直接静脈に流れ込む
血管を「動静脈短絡」といいます。
動静脈短絡があると、毛細血管の先にある組織に酸素や栄養が
届かなくなるので、組織は新しい血管を作るように
血管内皮増殖因子(VEGF)という血管を作らせる物質を出します。
これで生じた血管がモヤモヤ血管です。
モヤモヤ血管が毛細血管の先にある組織に栄養や酸素が行かないのを
改善する為に出来るのに、うまく改善はされず、
どんどんVEGFが出されモヤモヤ血管が長くとどまるようになります。
モヤモヤ血管と痛みの関連性について
新しい血管にはそれに沿って神経線維が伸びていきます。
モヤモヤ血管が出来た場合でも同様に、その周囲に神経線維が
増殖していきます。
モヤモヤ血管とともに伸びてくる神経線維は、慢性の痛みを
伝える無髄神経といわれるものです。
長引く痛みの原因はこのモヤモヤ血管に血液が流れ、周囲の
無髄神経を絶えず刺激し続けているのではないかと考えられています。
追記
モヤモヤ血管形成の流れとモヤモヤ血管と痛みの関連性について
今回は記事にしました。
よく血流が悪いから痛みが出るという意見が多い中
今回のことで、血流が悪いからでなくむしろ痛みの部位に
血液が流れ過ぎているのが慢性的な痛みの原因という
ことになりますね。
ここで大事なことは
「痛みのある部位に血液が集まっている」ということです。
ここを押さえとかないと根本改善の道に辿り着きません。
では次回は
「モヤモヤ血管の対処療法と根本改善」について書いていきます。
-
慢性関節痛 とモヤモヤ血管(腰痛,肩こり,膝痛など) paer1
慢性関節痛 の正体は・・・
徳島整体院 健康通信
慢性痛に関しては”神経原性疼痛”の回で
遅い痛みは帯状皮質を通り精神的な
神経と関わりがあることを説明しました。
今回は慢性痛に関してのもう一つの
原因として記事にしていきます。
慢性痛の方はいろいろしている
腰や肩、膝、首など皆さん関節の痛みに悩む方は
たくさんいます。
特に短い痛みでなく長期の慢性的な痛みが増えてきています。
そんな痛みを抱えた人が全国で2300万人以上いるらしいです。
そんな慢性痛をお持ちの方の対処は
「軽い炎症だし湿布を貼っている」
「筋肉が弱っているからと言われ筋トレをしてる」
「タバコが原因と言われ禁煙に挑戦中」
「定期的に痛み止めを飲んだり打っている」
「特につらい時はマッサージに行っている」
「膝が痛いのでヒアルロン酸を打っている」
などなど様々です。
バッチリかみ合って治ってしまえば何ら問題は
ないのですが、なかなかそう上手くはいかないようです。
長期的な痛みと新生血管について
江戸川病院運動器センターの奥野センター長さんが
五十肩によるひどい痛みを訴える方の血管造影検査
をしたところ、肩の一部に普通では見られないような
異常な血管(新生血管)が生じているのを発見しました。
この異常な新生血管が、細くてモヤモヤしていることから
「モヤモヤ血管」と呼ばれているようです。
そして「長引く痛みのある部位にはモヤモヤ血管があり
そこに血液が流れていくことが痛みの原因になっているのでは
ないか」と考えられたようです。
その後の臨床により、肩や腰、首、膝などの長引く痛みには
このモヤモヤ血管が炎症細胞の供給路になってしまうと
言われています。
今回はここまで、
次回は「モヤモヤ血管のでき方」などについて
書いていきます。
慢性関節痛とモヤモヤ血管(腰痛,肩こり,膝痛など) paer2
-
膝関節痛について
徳島整体院 膝関節痛について
膝の痛みは身体の痛みの中でもよくある愁訴ですが、その原因となる疾患は多くあるので、注意しなければならない。
まずは病院へ行くことが必要です。
加齢による変形、スポーツ障害、慢性リウマチなどの他に、少ないものの悪性骨腫瘍などもあるようです。
膝関節部疾患の好発年齢と診断のポイント(疾患別治療大百科シリーズ2膝関節痛を参照)
1.変形性膝関節症
老人の膝関節痛の最も多い原因で膝変形による異常荷重及び加齢的変化に起因する1次性膝関節症が多い。
年齢:40代から以降に多い
検査:X線検査、MRI2.慢性関節リウマチ(かんせつりうまち、rheumatoid arthritis:通称RA)
RAで最も罹患しやすい関節の一つ
年齢:20代から60代に多いようです。
検査:赤沈(赤血球沈降速度のこと)RA、CRP(炎症時に増加するたんぱく質のこと)関節駅検査3.内側側副靭帯損傷
膝外反位で下腿外旋(脛の骨が外側に回ること)前十字靭帯損傷の合併に注意が必要。
年齢:20代から30代に多い
検査:側方動揺性(体重をかけた時に膝関節が外側に動く現象)回旋不安定(膝を曲げたり伸ばしたりするときに膝は回旋しています。これがスムーズにいかない現象)のテスト、関節造影、関節鏡検査、ストレス撮影4.半月板の断裂
内側半月板損傷が多い。嵌頓症状[かんとん症状](切れた半月板が関節面に挟まる症状、ロッキングともいう)弾発現象(関節を動かしたときに「ポキッ」、「クリッ」などの音がしたり、バネのように引っかかる現象)膝の疼痛、膝折れ現象など、
年齢:10代から30代に多い。
検査:MRI、関節造影、関節鏡検査、McMurray test(マックマリーテスト)※15.半月板の変性
青壮年の男子に見られ、外側半月中央部外縁部に生じる。外傷に続発することが多い。
年齢:40代から60代手前くらいに多い。
検査:MRI、関節造影、関節鏡検査6.円板状メニスクス
半月板の発育不全のため円板状のままであると弾発現象を起こしたり、嚢腫様変性をきたす
年齢:0歳から10歳くらい
検査:用手検査、MRI、関節造影、関節鏡検査7.オスグッド・シュラッター病
男子に多く脛骨結節の膨隆と疼痛を主とする。15歳から16歳ごろに自然に疼痛は消失する。
年齢:10歳から10代後半
検査:X線検査※1
患者:仰向け
検者:患者の調べる足側
検査法:一方の手で患者のテストする足の太もも外側を保持し、他方の手で膝のお皿の下くらいに手を当て保持する。膝と股関節をできるだけ曲げて、そのあとゆっくりと足を伸ばしながら膝から下の骨を内側に捻るか外側に捻るかする。陽性:膝の最大屈曲から90°屈曲くらいまでの間に膝に痛みを伴うクリック音(コキッなど)が出る。
障害:内側に捻ったときのクリック音は外側半月板損傷、外側に捻ったときのクリック音は内側半月板損傷を示す。
このように膝痛の疾患はさまざまなので、まずはお医者さんへ
徳島整体院 整体的膝関節痛について
膝の痛みに関しては大きくは3つの原因に分けることができます。
1.スポーツや事故、ケガなどによる外傷。
2.日常的な膝の使い過ぎや老化。
3.病気や生体機能の異常。
これらの原因は数多くあり、痛風などもあります
しかし今回はこの3つとは違う、どこのサイトにも書いてない整体師ならではの原因を一つだけに焦点を当てて書いていきます。
いきなり結論!!
アキレス腱が硬い!!←これ原因
「なんじゃそらーー!!」っと思わないで下さいね。いたってまじめです。
鶏が先か卵が先か・・・という言葉があります。
アキレス腱が硬いから膝を傷めたのか、膝を傷めたからアキレス腱が硬いのかは定かではありませんが、
膝関節痛でいらっしゃった方はもれなくアキレス腱が硬いです。
ですので、施術をして膝痛がなくなっても、必ずアキレス腱を伸ばしをしてもらっています。
正確にいうと足首全体が硬いのですが、特にアキレス腱が硬いので、膝関節痛をよくしたいなら、まず自分でできることとしてアキレス腱を伸ばしてください。
ただし立って痛みがある人も多いので、座って足首を回したりしてもいいです、それも出来ない人は寝た状態や座った状態で足の甲を伸ばしたり曲げたりしても効果はあります。
アキレス腱を伸ばしたり、足の甲を伸ばしたり曲げたりすると、ふくらはぎの筋肉が活発になり身体全体の血流もよくなります。
膝に悩みを抱えている方はぜひおこなって下さい。
どの状態にも属さないのに痛みがある、もしくは属してていろいろ治療したがよくならないなど
そのような方をお待ちしております。
膝の痛みは加齢によるものだから仕方ないと思っていました・・・・